こんにちは、店主の大久保です。
カツアイ(カトゥアイ)という品種をご存知でしょうか?
世界のコーヒー生産量の約30〜40%はブラジル産であり、カツアイ品種はブラジルで多く植えられている品種です。
一時期はアラビカ種の約半分を占めていたため、普段コーヒーを飲む方なら品種を気にしたことがない人でも、知らずにカツアイを飲んでいる可能性が高いです。
この記事ではカツアイ品種ついて解説します。
引用記事: World Coffee Research | Catuai
カツアイの誕生
カツアイはムンドノーボとカツーラ(カトゥーラ)の交配により、ブラジルのサンパウロ州農業研究所(IAC)で開発された品種です
1949年に人工交配で作出され、世代を重ねた個体選抜を経て、1972年にブラジルで正式に発表・配布されました。
カツアイの特徴について
特徴1 コンパクトな樹形
カツアイ品種はコンパクトな樹形という特徴があります。
親品種のカツーラは矮性品種であり、カツアイはその特徴を受け継いでいます。カツーラほどではありませんが、ブルボンなどの伝統品種と比べて約2倍の密植が可能です。
上記の理由から中米にも導入されました。
特徴2 良質な味わい

2024年ブラジル大会のNatural部門でカツアイが10位にランクインしています。
| ランキング | スコア | 品種 |
| 7 | 88.61 | Geisha |
| 8 | 88.61 | Arara |
| 9 | 88.39 | Geisha, SL34 |
| 10 | 88.21 | Yellow Catuai |
※Brazil 2024 Cup of Excellence の情報から作成
※ Natural部門の7 ~ 10位のみ掲載
特徴3 世界的に商業生産品種として活用されていること

グアテマラは1970年、ホンジュラスは1979年、コスタリカでは1985年に導入され、グアテマラでは生産量のうち約20%を占めるまでになっています。
| 導入年 | 国 |
| 1970 | グアテマラ |
| 1979 | ホンジュラス |
| 1985 | コスタリカ |
また、近年では一部の地域ではありますがインドネシアやタイ、ミャンマーといった国でも栽培事例があり、商業生産用として開発された品種なので、世界各地で栽培されています。
ちなみに日本の沖縄でも栽培事例があります。
まとめ
以上がカツアイ品種の解説でした。
カツアイは商業生産用に開発され、生産性と品質を両立した品種です。
当店でも取り扱いがありますので、コーヒーの木に興味がある方は、ぜひカツアイを育ててみてください。
