カスティージョ品種とは?品種と歴史、カツーラとの違いを解説します

カスティージョ品種とは?品種と歴史、カツーラとの違いを解説します

みなさま、カスティージョというコーヒーをご存知でしょうか?

カスティージョは、コロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)の研究部門であるセニカフェが開発した品種で、現在ではコロンビアの主要な品種のうちの一つです。

この記事ではカスティージョ品種ついて解説します。

さび病との戦い

カスティージョ品種の話の前に、まずはさび病についてです。

さび病とはコーヒーの葉が錆びたように葉が黄色くなるような病気で、この病気にかかると光合成を行うことができず、最終的に木が枯れてしまうという大変恐ろしい病気です。

しかも感染力が大変強く、農園単位ではなく国単位で病気が広がり、産地が大打撃を受けてしまうという事例もありました。

現在ではセイロンティーで有名なスリランカも、かつてはコーヒー産地でしたが、さび病による影響で産地として壊滅的な被害を受けてしまいました。

品種改良の鍵 ティモールハイブリッド

品種を改良する際は品種を交配させるのですが、ティモールハイブリッドという品種がよく利用されます。

ティモールハイブリッドとは、アラビカ種とカネフォラ種(ロブスタ)の交配によって生まれた品種で、アラビカの風味特性もありつつ、カネフォラの病気への耐性があるという品種です。

このティモールハイブリッドとその他の品種を組み合わせることで、病気に強くて味わいも良い、という品種作成を目指しております。

参考記事: World Coffee Research | T8667

カスティージョ品種の誕生と歴史

カスティージョも同様にさび病と戦うために作られた品種です。

カスティージョの登場前には「コロンビア」という品種が1983年にセニカフェ(FNCの研究部門)によって作られました。

コロンビア品種はさび病に強いカツーラとティモール交配種に始まり、再びカツーラと4回にわたる自花受粉を行った結果生まれました。
5世代に及ぶ品種改良を経て、カツーラと同様さび病に強く、また収穫量も高い品種となっています。

しかし、公開したは良いものの、味わいがあまり良くなく、その後生まれるカスティージョに変わっていくこととなったそうです。

カスティージョは2005年に公開された品種で、コロンビアの遺伝子も含まれているそうですが、その他の交配品種については公表されていないようです。

参考記事: コロンビアで栽培されているアラビカ種7つ

 

カスティージョとカツーラの違いについて

さび病対策としてティモールハイブリッドをベースに開発された品種は、一般的に味わいは劣るとされています。

これはティモールハイブリッドにロブスタの遺伝子が含まれており、独特の穀物臭や濁りが生じることがあるからです。

しかし、2015年に公開された情報では、カスティージョとカツーラのカッピングスコアはほとんど同一で、ロブスタの遺伝子が含まれているにも関わらず、カツーラと同等のスコアを出しました。