なぜ新芽がブロンズ色になる?コーヒーの木の新芽の色について解説します

なぜ新芽がブロンズ色になる?コーヒーの木の新芽の色について解説します

コーヒーの木には、新芽が緑色になるタイプとブロンズ色(茶色)になるタイプの、大きく2つに分類されます。緑色の新芽はみずみずしく清潔感のある印象を与える一方、ブロンズ色の新芽は存在感があり、インテリアとしても楽しめる美しさがあります。

このブログでは、コーヒーの生産農園から得た情報をもとに、新芽の色が変わる理由をご説明します。

ブロンズ色になる理由

遺伝情報

緑色とブロンズ色の違いは、大きく以下の2点に起因すると考えられています。

  • エチオピアの原生林に由来する遺伝子情報
  • 品種が形成された際の起源

特にエチオピアの原生林由来の遺伝子情報の影響が大きく、原産地のエチオピアにも緑色と茶色の木が存在し、その特性が引き継がれています。エチオピアからは世界に広まったティピカ(Typica)はブロンズ色の新芽を持ちますが、同じくエチオピア由来のゲイシャ品種やその他の在来種には緑色の新芽を持つものもあり、最初の遺伝子情報が色の発現に大きく影響しているとされています。

アントシアニン濃度

ブロンズ色の発色は、主にアントシアニンという色素によるものです。アントシアニンは天然の紫外線遮断物質として機能し、若くデリケートな葉を強い紫外線や酸化ストレスから守る役割を果たしています。このアントシアニンが多く含まれることで、新芽がブロンズ色に見えます。

テロワール(環境的影響)

遺伝的な要因が大きいものの、ブロンズ色の濃さは高標高での栽培や特定の光照射条件によってさらに強まることが多く、環境による影響も一定程度あります。

なお、ブロンズ色は樹が幼木期から生殖期・成木期へと成長するにつれて、より顕著に現れる傾向があります。そのため、発芽初期の苗木は緑色に見えることがあっても、成長とともに最適な光条件にさらされることで、ブロンズ色が発現してきます。

ブロンズ色の新芽を持つ代表的な品種

以下は、ブロンズ色の新芽を持つ代表的なコーヒー品種です。

  • ティピカ(Typica)
  • レンピラ(Lempira)
  • 沖縄系カトゥアイ(Catuai)

また、アラビカ種以外にも、リベリカ種やカネフォラ種(ロブスタ)といった別種のコーヒーでもブロンズ色の新芽が見られることがあります。品種や種によっては、黒や赤に近い色を帯びることもあります。

まとめ

以上が、コーヒーの木の新芽がブロンズ色になる理由です。一般的に流通しているコーヒーの木は緑色の新芽を持つものが多く、ブロンズ色の新芽を持つ木を手に入れる機会はあまり多くありません。

当店では時期によってブロンズ色の新芽を持つコーヒーの木を取り扱っています。ぜひショップで在庫をご確認ください。